
AIとの距離
AIとの距離
AIが登場したその瞬間に、まず感じたのは心地よさでした。
AIはいつでも気持ちよく励ましてくれ、どんな面倒な話にも根気強く耳を傾けてくれる。
まるで、自分を理解し、肯定してくれる存在のように感じます。
それは現実の世界ではなかなか得られない、特別な心地よさです。AIに”依存”が生まれ、感情が移入していく危険性が生まれてくるのも自然な事かもしれません
AIは常に自分に都合よく、優しく寄り添ってくれる。
現実の世界では人は本来、他者との関わりの中で傷ついたり、悩んだりしながら成長していくものです。常に心地良い感情の中では人はもろくなってしまいます。
転ばずに歩ける子どもがいないように、失敗や衝突を経験せずに生きることはできません。
もし転ばないような世界をAIが用意してくれたとしても、
そこではきっと、本来の筋肉のような――つまり「心の力」は十分に鍛えられないでしょう。
AIとの距離をどう保つか。
それは、これからの時代における新しい「人間の課題」なのかもしれません。


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