秋を運ぶ川 ― 流れてくる季節の色を眺めて

流れてくる季節の色は

川の流れを見ていると、季節が音もなく移ろっていくことに気づかされます。
ふと水面を眺めると、紅葉した葉が列をなしてと流れてきました。鮮やかな赤や橙が、静かな川の上をゆっくりと旅していくようで、川そのものが“秋”を運んでいるようでした。

午後の光が、岸辺の枯れ草に当たり、金色に柔らかな反射をつくっていました。夏があったことをばどなかったような穏やかな光景が心地よい時間を作ってくれます。

季節の変わり目は、忙しい日々の中でも短い瞬間にふと訪れます。
仕事の合間、家に帰る途中、あるいは気持ちを切り替えるためのわずかな休憩。そうした「すきまの時間」に気づく自然の表情は、私にとって大切な時間です

紅葉した葉が川を下るように、時間は確実に流れていきます。
だからこそ、その一瞬一瞬を丁寧に味わっていきたいと感じました。

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